ユネスコ世界遺産
人類や自然が私たちに遺してくれた、最も美しいもの

ローマ人が建設したトリアは、ドイツの記念碑的な存在です。1986年、ユネスコの世界遺産に指定されました。代表的な遺跡は、ポルタ・ニグラ(黒い門)、聖ペテロ大聖堂、聖母教会、バジリカ、3ヶ所のローマ浴場、古代円形劇場、ローマ橋などです。また、城門の前には、ローマの織物商人家族の墓標であるイゲルの円柱があります。
オーベレ・ミッテルラインタールと呼ばれるライン川の中部は、コブレンツ市とビンゲン市の間に延びている流域です。ライン流域は、すでにローマ時代に最も重要な主要交通路となっていました。中世の城砦、歴史的な町々、ワイン畑などを背景に、独特な景観を持つ地域がユネスコ世界遺産に指定されています。

往年のプロイセン国王の居城があったポツダムは、美しい庭園と公園に包まれた華麗なバロック時代の世界で、訪れる人たちを魅了します。庭園および公園の文化財であるユネスコ世界遺産は、芸術作品として人類が創作した独特な景観が評価されています。
領主司教の宮廷建築家、バルタザール・ノイマンの設計により建設されたヴュルツブルクのレジデンツは、ユネスコの世界遺産であると共に、世界中からヴュルツブルクを訪れる人たちの吸引力となっています。ベニスの画家、ジョヴァンニ・バッティティスタ・ティエポロは、壁画面積677m²にも及ぶ世界最大のフレスコ画を描き、壮大な階段にふさわしい装飾を施しました。
ユネスコ世界遺産都市
コブレンツ (Koblenz)
リューベック (Lübeck)
ポツダム (Potsdam)
レーゲンスブルク (Regensburg)
トリア (Trier)
ヴュルツブルク (Würzburg)