アーヘン (Aachen)
カール大帝の宝庫

「カール大帝のルート」を辿って発見の散策にでかけましょう。出発点は「シャルルマーニュ・センター」。斬新なコンセプトで展示された町の歴史を生き生きと感じられるアーヘンの新市立博物館です。また、町のハイライトは間違いなく、1978年にドイツ初のユネスコ世界文化遺産に認定されたアーヘン大聖堂。華麗な市庁舎と共にアーヘン旧市街の趣を醸し出している代表格です。

モダンアートの愛好家が見逃せないのはアーヘン・ルートヴィッヒ国際美術フォーラムです。往年の工場だったバウハウス様式の特色ある建築物に展示された世界有数の現代美術コレクションとして、1960年代からの3000点以上の国際的な傑作が収められています。
アーヘンの町の散策は旧市街から始めましょう。クラシック風またはモダンで粋な雰囲気のカフェやレストランは石畳の坂道によく似合います。古都特有の道沿いに並ぶ奇抜な店舗も、現代のショッピングに不思議な調和を見せています。また、アーヘン演劇とアーヘン交響楽団が共同で運営しているアーヘン劇場(Theater Aachen)では、クラシックからモダンまで、質の高い多様な演劇、オペラ、コンサートなどが上演されています。
地元の空気を味わうヒント:
軽いスナックならば「アーヘナー・プリンテン(Aachener Printen)」。レープクーヘン(ジンジャーブレッド)の中でも、スパイスの効いたアーヘンのプリンテンは1820年からの伝統が守り続けられている名物菓子です。何でも試したい勇気と食欲をお持ちならば、血のソーセージ「エッハー・プッテス(Öcher Puttes)」にも挑戦してください。2百年の歴史を誇り、プリンテンと並ぶアーヘンの名産。2品ともEU法の規定による地理的表示保護の商品として認定されています。