ドイツの今と昔を発見しよう!

© historicgermany

HISTORY UP
Your Life!

  • 文化財
  • ライフスタイル
  • 世界遺産
  • 体験
  • 空気
  • 文化

ボン (Bonn)

父なるライン河畔のベートーヴェンの町

Beethoven Memorial, Bonn ©Danetzki und Weidner
音楽界の巨匠ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェンを町が生んだ最も偉大な人物として称えるボンは、ベートーヴェンの生家であるベートーヴェン・ハウスを記念館として世界最大の資料コレクションおよび原物の楽器や自筆譜を展示しています。9月、10月にボンを訪れると、毎年催されるベートーヴェン祭で偉人が残した素晴らしい音楽を聴くことができます。ベートーヴェンの生誕250年を迎える2020年は、年間を通してベートーヴェン祭が催されるので、すでに世界中の音楽愛好家は楽しみに待っています。

旧市街の中心に位置するボン通りにベートーヴェンの生家はあります。この一帯には、900年ほどの歴史を有する修道院とロマネスク様式の聖堂、ロココ建築の旧市庁舎、現在はボン大学の一部となっている往年の選帝侯の宮殿、そしてヴィルヘルム様式の堂々とした建築物が集まっています。歴史的な昔の中心地区の北端が旧市街になります。石畳で覆われた現代の繁華街には、多くの個人商店、昔ながらの書店、センスあふれるカフェやパブなどが並んでいます。春になると、日本から寄贈された桜の花で市街の一部は一斉にピンク色で覆われます(特に、Heerstrasse, Breitestrasse)。町の大きな行事、謝肉祭のバラの月曜日に旧市街で催される行列も見どころです。

Minster Church, Bonn ©historicgermany
2千年の歴史を有する古都ボンは近代においても多くの軌跡を残し、特にベルリンにドイツ連邦政府が移転するまで戦後50年間に渡り西ドイツの首都の役割を果たしました。当時の政府官庁街(Bundesviertel)には、民主主義の推移を示すインフォメーションおよび画像のパネルが展示され、首相および大統領のボンの官邸だったシャウムブルク邸(Palais Schaumburg)とハマーシュミット邸(Villa Hammerschmidt)も見学することができます。

芸術・文化に関心の高い人がまず向かうべきところは、国際的な芸術作品が鑑賞できる美術館・博物館が集まっている「ミュージアムの道(Museumsmeile)」でしょう。20世紀のモダンアートが訪問者を惹きつける建物自体が建築作品のようなボン美術館。ドイツの政治と日常生活をインタラクティブに体験できる場所であるドイツ現代史博物館(Haus der Geschichte)が代表的です。また、テクノロジーのファンが喜ぶドイツ博物館、博物学の宝庫であるアレキサンダー王動物学研究博物館(Museum Koenig)なども見逃せません。

ライン河畔の町という魅力的なロケーションに位置するボンは、川沿いの散歩はもちろん、ライン河下りの遊覧船でも、ロマンチックな時を過ごせます。ボンで素晴らしい一日を満喫してください。

地元の空気を味わうヒント:
典型的なボンの3種類のスペシャリティーがひとつにまとまった特別メニュー。食前酒は卵リキュール、メイン料理は「Himmel und Erde *(方言でHimmel un Ääd)*天(リンゴ)と地(じゃがいも)の意」(血のソーセージ、マッシュポテト、アップルソース)、そしてデザートはカラフルなベリーで締めると、郷土料理を一回で体験できます。